住まいとデザインのはなし 2002-2016

019 ガルバリウム鋼板

e0025025_928424.jpgガルバリウム鋼板は鋼板の上にアルミと亜鉛の合金をメッキし、さらに表面にクロメート皮膜処理(防錆のための処理)された金属板です。主に屋根材として使用され、安価で耐久性に優れた素材です。
商標登録等の関係でガルバニウムやガルバニュームとも呼ばれますが、ガルバリウムという呼称が一般的なようです。

現在のところ「白い家」が私たちの設計する住まいにおける外壁の標準的な仕様となっています。(ただし、1階部分が鉄筋コンクリート造となっているのは例外です。)写真のシルバーの部分がガルバリウム鋼板です。標準では、価格や壁面の汚れ等を考慮して左手にみえるような縦筋のものを使用しています。

雨や雪が外壁面に及ぼす影響は、長寿命の住まいをつくる上で重視しなければいけません。特に雪は風の吹き方によっては下から降る(風にあおられて吹き込む)ことも考慮する必要があります。そこで軒の出ていない壁面にはガルバリウム鋼板を仕上材として用いています。また、風の強い敷地ではあまり軒やけらば(側面の屋根の出)を出さない場合もあるので、こういった場合にも雨による壁面の濡れを考慮し、ガルバリウム鋼板を使用しています。
全ての壁面をガルバリウム鋼板で覆っても構わないのですが、あまりにも無機質となってしまうので残された壁面のうちメンテナンスが容易な部分には杉板等を張り(写真中段の肌色部分)、メンテナンスが難しい場所には左官系の素材を使用することにしています。
※外装材の色彩については、周辺のまちなみとの調和を考え選択しています。

最終的に外壁の仕上素材を何にするかは住まい手と相談して調整しています。洋服に好みがあるように外装材についても住まい手の好みがあるので、私たちが主導で決定することはありませんが、皆さん暮れぐれもお手柔らかにお願いします。(A)
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by miz-arch | 2005-08-05 10:33 | 住まいのはなし