住まいとデザインのはなし 2002-2016

カテゴリ:電気のはなし( 16 )

123 高圧洗浄機

e0025025_1754999.jpg今年の末で建ててから10年目を迎えるわが家。住まいのあちらこちらに経年変化による汚れが見られるようになりました。中でも、もっとも目につくのがコンクリート部分の汚れ。1階の躯体部分の他、建物の前の路面など、(良く言えば)「いい感じ」に汚れています。そこで、思い切って高圧洗浄機を買いました。以前より欲しかったのですが、機会がなかったので購入まで至りませんでいしたが、いざ使ってみると、もっと早く買えばよかった・・・の一言につきます。

さてこのたび購入したのは「高圧洗浄」の代名詞でもある「ケルヒャー」のもの。ラインアップが沢山あって、しかもオプションも豊富。どれにしようか眺めているだけで迷ってしまいます。でも良く見ると、入門機の中にカッコいい一台を発見!実際に届いてみるとプラスチック感たっぷりですが、この際気にしません。オプションパーツを収納するためのスペースも確保され、機能に不足はありません。


e0025025_1761649.jpgということで、まずは路面で試運転。小三の長女にも扱えるほどの使いやすさです。当の本人は、何やら絵を描いて楽しんでいるようですが・・・。


気を取り直して、娘と交代。。。1時間足らずで驚くほど綺麗になりました。実はこの製品、カッコいいだけではありません。しかも、50Hz/60Hzの両方で使えます。ドイツは50Hz圏ですから関東~北海道までの地域は問題ありませんが、私の住んでいる富山は60Hz地域。そしてすぐ隣の新潟県からは50Hz地域。この機種なら双方使えるのです。これで、住まい手さんがどこにいようがメンテナンスに駆けつけることができますね。。。って、どこまで行くつもり(笑
でも、そのくらい楽しいです。お近くの方で、試してみたい方はお気軽に声をかけて下さい。勿論、洗車にも使えます。ただし、ノーマルでは水圧が強すぎるので、別パーツで水圧を落としてあげましょう。そうしないと塗装面を痛めるかもしれません。そのくらい威力十分です。さて、今度は何を洗浄しようかな・・・。(A)
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by miz-arch | 2010-11-02 18:00 | 電気のはなし

113 音のはなし

e0025025_1022396.jpg私が説明するまでもありませんが、小型でも良い音が聞けることで有名なBOSE社の小型オーディオ“Wave Music System”です。
1999年に発売した「WaveRadio/CD」の後継機として2005年から発売されています。
時間やラジオの周波数を表記するメインパネルの他、CDの挿入口以外はスイッチも見当たらないシンプルな形状が気に入っています。

size:W368mm×H106mm×D219mm

事務所を拡張したのを機にそれまで使用していた小型オーディオを新しい事務所スペースへ移動し、住居部分に満を持して登場したこの小型オーディオ。音の良さ(特に低音の再現性)は以前から定評があり、友人の家でも実体験を済ませていました。
故障などの特別な理由が無い限り新たな購入は控えるという家訓にのっとり、欲しくても我慢(主に奥さん)し続けただけあって、初めてスイッチを入れた後は色んなCDを取っ替え引っ替えしては音の違いを堪能しました。
世のオーディオマニアの方々にとっては「何だ、そんなもん」と思われるかもしれませんが、私たちは「好きなときに好きな場所で聴く」ことを優先としているため、これ以上望むべくはありません。
「小さくても良い音で・・・」。最高のコンセプトです。

以前、あるお宅を訪ねたとき、その住まい手が「木の空間は音質が良い」と満足そうにされていました。その住まいは私たちが設計するような自然素材に囲まれた空間で、そこには100w以上の出力を持つ高価なスピーカーとそれに見合った設備が整えられていました。私は前に務めていた事務所で音の良い空間について学んだり、音響の専門家と打合せをする機会もあったので、それは空間の広がりや気積に関係する部分が多いのではと直感しましたが、ご主人曰く「音の柔らかさ」が違うそうです。こういいった感覚的な表現になると個人差が働くので何とも答えようがありませんが、音の広がりが良かったのは事実でした。

さて私たちの住まいではどうでしょう。答えは簡単。音は良いのです。前述の以前から所有していた小型オーディオ(性能的には対したこと無い)でも良く聞こえましたし、今回購入した“Wave Music System”なら尚更良く聞こえます。それは普通の住まいに比べて気積の大きな空間を設計していることもありますし、杉板などの無垢材の内装は豊かな一次反射音(特に低音)を確保するのに役立っているからでしょう。
先日、「桜町の家」を久しぶりに訪れましたが、こちらでは“Bang & Olfsen”社のオーディオが心地よい音色を奏でていました。こちらの住まいも大きな気積で音の広がりが感じられるような空間、そして無垢材の空間で、静かなBGMが生活の中に溶け込んでいるようでした。(音響機材が趣味という方は別にして)どんなシステムで聞くかということより、どんな音楽をどのような空間でどんなシチュエーションで聞くかということが生活にとって重要なんだなと改めて感じることができました。(A)
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by miz-arch | 2007-09-25 11:45 | 電気のはなし

105 テレビの大きさ

e0025025_14443086.jpg皆さん、ご存知の液晶テレビ“AQUOS(アクオス)”(SHARP製)です。(※写真は37inch製品)
ソファーのデザインでも知られる喜多俊之さんのデザインで、このAQUOSが「インテリアにおけるテレビデザイン」という面で他社に与える影響は大きかったように思います。


私が美しく感じているのはパネル周りのデザイン処理もさることながら、重量物である画面を支えている脚元にあります。先頃、我が家の近くでも大きな地震がありましたが、「どうあっても前には倒れないぞ!」という力量感を有機的な曲線で柔らかく処理しているあたりが、美しさを感じる所以です。プラズマや液晶などの大型パネルの採用により、テレビの大型化が進む中、なんとなく倒れそう・・・と不安を覚えるようなデザインのものもあります。また転倒防止のために補助金具を付けるようになっているものさえあります。これにいたっては、本末転倒としか言いようがありません。建築物の耐震性能を重視することに光が当たっている今こそ、各社がテレビの耐震性能を表示したら面白いのにとさえ思います。

住まいを新しくすると、住まい手の皆さんはかなりの確率でテレビを新調されます。勿論、地上デジタル放送へ転換する過渡期にあることもありますが、ホームシアターの要望や大型パネルの価格が下がってきたことなども理由でしょう。
それでは、どのくらいの大きさが最適なのでしょうか。メーカー基準によると、画面高さのおよそ3倍程度の長さが視聴距離(テレビまでの距離)とされています。例えば32inchなら高さは約40cmですから視聴距離はおよそ1.2mとなります。もっとも、これは画面の粗さが目立たないための最小距離でもあるようですから空間に適しているかどうかとは別のように思います。個人的には大きな画面を近くで見ると、映画館の最前列で干渉するように目が疲れますし、画面全体を見渡せないので、情報量が減ってしまうと考えています。そこで私なりの目安は画面高さの6~8倍(大画面が好みの方は6倍、テレビを生活の主して考えない方は8倍程度)としています。(つまりテレビの視聴距離を6~8で割れば適切なサイズが何インチかわかります。)

私たちがお会いした住まい手の中には、今でもテレビは生活の主要なものとして位置づけていない方が多数いらっしゃいます。その考え方は共通していて、「気に入った空間でテレビを楽しむ生活をする」のではなく、「テレビは生活の一部に過ぎない」ことをよく理解され、住まいの内外を問わず積極的に生活を楽しんでおられます。またテレビを点けっ放しというようなことは決してありません。こういった住まい方の方が文化的でより充実しているように思ます。これは未だに4:3のブラウン管テレビで過ごしている者のやっかみかもしれませんが。。。(A)
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by miz-arch | 2007-03-27 16:43 | 電気のはなし

104 地下水熱ヒートポンプシステム

e0025025_10481029.jpgこちらは「金屋町の家」で採用した「地下水熱ヒートポンプシステム」の模式図です。
簡単に説明すると、右手の赤い箱がヒートポンプ(熱交換器、サンポット社製)の本体で、地下水から採熱し室内の冷暖房(24時間)に利用する・・・というシステムです。

最初にこのシステムと出会ったのは、「桜町の家」にペレットストーブを導入した際に出会った、光栄建設(北見市)の土屋社長からの紹介でした。丁度その頃、富山では豊富な地下水を暖房に利用できないかと漠然と思っていたので、実際に北見へ赴き実際に導入されたシステムを見学させて頂きました。このシステムは本来、「地中熱」を利用するために開発されていますが、北海道の地中の温度より高温で、古くから井戸水利用をしている富山の地域特性を踏まえ、このシステムに地下水熱を利用することにチャレンジしました。
※このシステムはNEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の平成18年度の補助事業として指定されました。

住まい手との出会いも光栄建設さんを通じてでした。同じ頃に地中熱ヒートポンプシステムに興味を持たれた住まい手が、光栄建設さんに問合せをされ、また偶然書店で手に取った雑誌に私たちの設計した住まいが取り上げられたことに運命を感じられたそうです。こうして出会い完成した金屋町の家には、この冬、(住まい手の言葉をお借りすると)カリフォルニアの風が流れ、快適に過ごされているようです。しかも消費するエネルギーはエアコン1台分。システム検討から導入までお世話になった土屋社長と導入に踏み切ってくださった住まい手に感謝!
悩みながらも本当に勉強になり、とても楽しい時間を過ごせました。(A)
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by miz-arch | 2007-02-28 09:49 | 電気のはなし

102 デジタルカメラ

e0025025_12144998.jpg少し前までは、デジタル一眼レフカメラはプロが使用するような高価なものばかりで私にとっては高嶺の花でした。しかし最近は価格がこなれ性能も上がってきたので、いよいよ・・・という感があります。
写真で紹介するのはLEICA社から発売されている“DIGILUX 3”という機種ですが、何とも言えないくらい見ていて美しいかたちをしています。同社には上位機種のM8(こちらはレンジファインダー)もありますが、こちらはまだまだ高嶺の花です。

私たちにとって竣工写真の撮影は、自分たちのつくるものを他の方(建築相談される方など)にも見て頂くためにも欠かせません。その建築写真に対する考え方等については以前にも記述しましたが、つたない腕をカバーするためにも機材を充実させることは必要です。昨今の情勢を考えるとデジタルカメラであること意外に一眼レフに求められるものはなんでしょう?レンズやCCDなどの大型化による写真の美しさ(表現力の高度化)はもとより、写された写真に歪みが少ないこと、データ量をふやせることなど多々あります。それらの条件に加え、素人でも簡単にレンズ交換(埃などの侵入対策が施されていること)、手ぶれに対する補正が効く事など私なりの条件を加え、市販品を比較検討しひとつの回答(購入品)へと結びつけました。この過程は住まいづくりとも似ているようにも思います。自分あるいは家族の中で住まいに対する思いや希望の優先順位をつけて最終形を目指していくのですから。

さて、こうして目出度く私の手元にも一台のカメラが届きました。生憎のところ写真で紹介した機種(やっぱり高い!)とは異なりますが、自分なりに評価順位をつけて決定しているので後悔はありません。これからは少しきれいな画像でお伝えできれば・・・と思っているのですが、どれほど向上するかは見てのお楽しみということで。。。(A)
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by miz-arch | 2007-01-22 12:48 | 電気のはなし

099 アイス・スライサー

e0025025_1736186.jpg世間一般で言うところの「かき氷器(氷削機)」です。この機械は中部コーポレーションから発売されているアイスロボという製品で、私の家でも3年ほど前から使用しています。業務用かき氷器のシェアが80%という会社が作っているだけあり、家庭で手軽に「お店のかき氷」を楽しむことが出来ます。
size:H234mm×W171mm×D170mm

アイスロボについてはある雑誌で紹介されているのを見て知っていましたが、実際購入の切欠となったのは、姉の家で体験したことでした。通常の「かき氷器」は刃に氷を押し付けることで削っていますが、この機械は遠心力を利用して氷を削っています。無理に加圧しないで削りだすことで、お店屋さんのようなフワフワした感触のカキ氷が楽しめる・・・というのが最も優れている点ですが、冷蔵庫の製氷器で作られた四角い氷で作れることも魅力でした。小さい子供と大人では食べる量も違うので、使用する氷の数で簡単に調整できる点も素晴しいと思いました。これなら食べ過ぎておなかをこわす心配も要りません。
「かき氷」シンプルな食べ物だけに、その作り方が美味しさを左右します。もちろんベースとなる氷やシロップの良し悪しも重要ですが、やはり氷の削り方が要でしょう。
「シンプルだけど住んでて楽しい、きれいな住まい」。。。私たちのキャッチコピーにも使えそうです。(A)
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by miz-arch | 2006-07-31 18:43 | 電気のはなし

090 携帯電話

e0025025_1952560.jpg最近発売されたSONY製(正確にはソニー・エリクソン)の携帯電話(DoCoMo)です。最近の主流となった折りたたみ式ではないですが、きれいなかたち(特に背面)をしてます。300万画素のカメラ機能を備えているので、現場等の記録写真の撮影には十分便利なツールです。ついつい衝動買いしそうになりましたが、私はAUキャリアなので難を逃れました。

最近は住まいの設計要素の一つに、携帯電話の置き場所(充電場所)というのが加わりました。これまでの固定電話と違って設置場所もフリーですから、別にコンセントさえあれば・・・とも言えるかもしれませんが、忘れないような場所で取りやすい場所、棚などと一緒に(場合によっては隠れるように)というニーズが多いようです。それだけに住まい手によって希望される部屋はまちまちですから、場合によっては想定外の場所に・・・なんてこともあります。
最近の携帯電話は各社機能を争い、差別化を競っています。デザインも同様に商品力を高めるための手段として力を入れていますが、機能を高めるために大きさ(特に厚み)を犠牲にしたり、開閉機構に無理があったり(ガタついたり)、もう少し開発に時間を掛けて欲しいと正直思ってしまいます。新しいものに眼が移りやすい日本人の悪癖も開発期間の短期化を助長しているのでしょう。私も本当に良いものを見分ける力をつけないと・・・。(A)
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by miz-arch | 2006-03-28 19:47 | 電気のはなし

077 フロアスタンド

e0025025_11214336.jpg「白い家」では手元を照らす照明としてフロアスタンドを使用しています。写真のものは大阪に住んでいた頃より愛用していたものですが、新居の建設と同時に2台追加購入し、現在3台所有しています。一般的にはシルバーの製品の方が有名ですが、木の住まいには黒い製品の方が馴染むようです。
artemide社 TOLOMEO LETTURA (イタリア製)
デザイン:Michele De Lucchui (ミケーレ・デ・ルッキ)
電球:E17 ミニクリプトンランプホワイト 60W×1
size:H1670mm×W230mm×D1020mm
weight:5Kg


住まいの中の明るさについては、これまで何度か記載してきましたが、一般的な日本の家庭で暮らしている方が私たちの住まいに訪れると、暗いと感じることが大半だと思います。それは基本照度を落としているからで、(生理学的な見地から判断して)夜間に明るくする必要がないと考えているからです。一方、夜間でも読書をしたり学習、仕事をする住まいもあるでしょう。そういった際には写真で紹介したようなフロアスタンドを使用することをお勧めしています。手元の明るさが必要な場所(人)のみを照らし、必要のない他の家族に迷惑をかけることがありませんし、住まいの中の雰囲気もその方が美しいからです。

以前、大阪の設計事務所で勤務していた際に照明デザイナーの方々と話をする機会がありました。その際に気付いたのが北欧の家庭と日本の家庭の夜間照度の違いでした。夏期は白夜で覆われますが、その分、冬期は暗いイメージの北欧の住まいの照度が高くないということは、ある意味カルチャーショックでしたし、よくよく考えると他の欧州諸国でも夜間の照度は高くなく、日本の住まいだけが異常に高いことに気付くきっかけとなりました。

当時住んでいたマンションの照明器具(天井付けの蛍光灯)が故障したのを機にモーガルソケットのペンダントに代え、補助照明として購入したフロアスタンドですが、今ではこの生活当たり前のようになっています。また私の住まいの寝室には照明器具すらありません。代わりにフロアスタンドが2台のみベッドサイドに置いてあります。(A)
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by miz-arch | 2005-12-19 18:54 | 電気のはなし

076 コーヒー・メーカー

e0025025_16112540.jpg写真はsaeco社(イタリア)のコーヒー・メーカー(エスプレッソ・マシン)でIncanto(SUP021)という製品です。
ホテルやレストラン等にも置かれるような製品で、ミル(豆挽き)からドリップ(抽出)までをおよそ1分の間に全自動でこなします。
いわゆる「ドリップコーヒー」が自然の重力で少しずつ抽出するのに対し、「エスプレッソ」は圧力をかけて(この製品の場合15気圧)一気に抽出するので、コーヒー豆の持つ旨味成分のみを抽出することができます。またカフェインもドリップコーヒーよりエスプレッソの方が少ないそうです。

うちの奥さんがエスプレッソ・マシンが欲しいと言い出してから、かれこれ数年。そんなある日のこと、我が家のコーヒーメーカーが壊れてしまいました。「直そうよ」、「いやこれを機に・・・」といった平行線の会話が続くこと数日。結局、美味しいコーヒーが飲みたいとの思いから多大なる出費の下、Incanto(インカント)がやってきました。インターネットの普及で格安で手に入れられる時代。本当に便利な世の中になりました。

さてその実力の程は・・・。実際に一杯目を口にするまで、価格に見合ったものなのかどうか半身半疑でしたが、(スーパーで売っているような安価な豆でも)今までに感じたことのないくらい美味しいコーヒーを口にすることが出来ました。これまでのコーヒー・メーカーでは、(多めに作って暖め続けたので)2杯目以降は煮詰まったものを飲んでいたので、1杯分が手軽に作れ常に美味しく飲むことが出来るのは嬉しい限りです。
最近では、うちの奥さんがお客さんにIncantoの説明をする際には必ず、「この人も、ようやく自分で入れるようになった・・・。」と付け加えられる破目に・・・。大切に使って下さい。(A)
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by miz-arch | 2005-12-11 16:38 | 電気のはなし

065 ペレット・ストーブ

e0025025_17203860.jpg写真左手に見えるのは「桜町の家」に設置された「ペレット・ストーブ」です。
木粉を煙草のフィルターくらいの大きさに固めた「木質ペレット(小弾丸)」を燃焼させるストーブで、バイオマス・エネルギー(地球環境の中で循環して得られるエネルギー)の有効利用として注目されています。本製品はドイツ製で、電気の力を借りて燃料(ペレット)と空気を送り込み、暖めた空気を室内に供給しています。

住まい手と設計の打ち合わせをしていた際に住まい手から「ペレット・ストーブ」を設置したいのだが・・・」と相談されました。正直なところ勉強不足で始めて耳にする単語に「何ですか、それ?次回までに勉強してきます。」としか回答のしようがありません。宿題として持ち帰り、数日かけて調べた結果、長所と短所が見えてきます。薪ストーブと比べ燃焼効率が高いことや、自動供給と温度管理(正確には燃焼管理)が可能であることは魅力的ですが、薪ストーブよりもカロリーが低いことや機械仕掛けのため故障の可能性が否めないことなどは短所です。これを報告してもなお、設置に前向きだった住まい手の意向もあり、導入となったわけですが、機種の選定に当たっても住まいの雰囲気にあったものを探すのに苦労しました。あちこち調べた結果、写真で紹介したWAMSLER社の製品がきれいなかたちであることから採用となりましたが、設置にあたってはドイツ語との格闘などそれなりの苦労がありました。

薪ストーブの燃料は薪ですから、一般家庭で入手しようとしてもルートは限られてきます。それに引き換え、ペレットであれば国内でも安定供給できる地盤ができつつありますから、通販感覚で入手することができます。(この住まいの場合で年間900kg程度(15kgの袋で60袋)のペレットを消費しますから、それをストックするスペースも必要となってきます。)案外気軽に「火で暖をとること」を楽しめそうな気もしますが、ガラス面の掃除や毎朝の灰の処理などそれなりに苦労はあります。この住まい手のように「地球環境を考えて・・・」という気持ちが大事なのかもしれません。それでも欧米のように、もっと普及して欲しいものの一つです。(A)
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by miz-arch | 2005-10-24 09:55 | 電気のはなし