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住まいとデザインのはなし 2002-2016

ある週末のはなし

ある週末のはなし_e0025025_1550216.jpgほんの1週間ほど前に来たばかりだというのに、ふたたび金沢21世紀美術館へ。そして訪れたのは「人体の不思議展」。この展示にはいろいろ物議を醸しているようですが、私にとっては2度目、大阪で開催されて以来ですから10年ほどぶりです。子供たちに人間のからだに興味を持ってもらえるよう、そして普段説明できないからだの内部を説明できるようにとの思いからですが、実際のところどうだったのでしょう。長女は思いのほか、目を輝かせて見ていたようですが。「骨好き」な私にとってはあらためて接合部である間接のつくりを再確認できる良い機会でした。

さて写真はタレルの部屋ですが、ここでボーッと過ごすと何故だか気持ちが良いのです。普段、じっくり空なんて眺めないからでしょうか、余計にのんびり出来るのかもしれません。先に見た人体展の重々しさから解放されたからか、下の娘はご覧のように無邪気に歩き回っています。少し行儀悪いですが、子供は正直ですね。
そういえば7月に竣工した「回廊のある家」にも空をながめることができる空間があります。タレルの部屋ほどの緊張感はありませんが、その分気楽に半屋外のデッキに座り(あるいは寝転がり)、ボーッと空を眺め、そのまま眠れたら幸せだな・・・なんて考えながら設計しました。


その後、他の展示を一通り回ってから、金沢のまちなみを散策(厳しい残暑のおかげで暑かった!)、そして帰路に。
通り道ということもあって、ラウベ小矢部に立ち寄り、ついでに大型SCにて買い物を済ませ・・・、なんと偶然、お買いものに来られた住まい手さんと立ち話。休みとはいえ、気が抜けないな・・・なんて考えながら自宅に戻ったのでした。
こんな感じで週末を過ごしましたが、よく考えたらあまり体は休まってないような・・・。でも心は十分、満たされた一日でした。(A)
by miz-arch | 2010-09-06 10:00 | こぼればなし